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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2022年7月号>KiVoぴっくあっぷ(2022年7月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

今月の「KiVoぴっくあっぷ」は、5月に開催した、傾聴講演会の様子をお伝えします。

傾聴講演会

 

●傾聴講演会とは

 ぷらざでは、傾聴の基本を学び、シニア世代をはじめとする地域の方々のボランティア活動への関心を高め、活動参加を促進することを目的に、傾聴講演会を継続的に開催してきました。
 昨年度は12月22日に第1回目を開催した後、同一内容で1、2月に1回ずつ、全3回の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置(以下、まん防)発令に伴い、第2、第3回目は開催延期を余儀なくされました。まん防期間終了後は、感染拡大状況を慎重に見守りながら開催日程の検討を重ね、既に申込みいただいた方を対象に、5月18日(水)の午前に第2回目、午後に第3回目を開催し、各回29名が受講しました。
 開催にあたっては、換気、手指消毒、入場者全員のマスク着用などの感染予防対策を徹底しました。当日の様子をご紹介します。

●「信頼関係を築く傾聴技法〜コロナ禍でのボランティア活動」をテーマに

 2年半のコロナ禍で、私たちの生活は大きく変化し、対面によるコミュニケーションを制限される日常が続いています。講師としてお迎えした、NPO法人埼玉カウンセリングセンターの高倉恵子さんは、現在と将来に対する継続的不安感で消極的、閉鎖的になり攻撃性も加わってしまった「こころのケア」について、具体例を交えながらお話しくださいました。
 身体と心の状態を客観視し、評価せずにどのような状態も「受け止める」。例えば、自分の中に「怒りの感情」が「ある」と認め、ありのままを受け止める。そして、対応策をできるだけたくさん考えたら、できることをひとつだけ選んで行動してみる、というすぐにでも実践したくなるアドバイスに、受講者の皆さんは大きくうなずきながら熱心にメモを取っていました。
 午後の部では、心身をリラックスさせ頭をすっきりさせる効果のある「鼻から息を吸い、口をとがらせて細く長く吐く」呼吸法を披露くださり、会場に集まった全員で、早速実践しました。

講師:高倉恵子さん →  NPO法人埼玉カウンセリングセンター代表理事

●傾聴力を磨こう

 傾聴の目的である「信頼関係を築く」「相手を理解する」「自尊心を尊重する」を再確認しながら、現在の社会において、人々がつながり続け孤立を防ぐために傾聴ボランティア活動がいかに必要であるかを学びました。また、「受容する聴き方」「共感する聴き方」「相手も自分も大事にする聴き方」の傾聴の三つの基本も改めて振り返りました。聴き方の違いを実感するために用意してくださった「ショートケーキ理論」は大変楽しく、「ケーキを食べたいけれど太ることを気にされている方」に返す言葉の選び方によって生まれる、効果の違いを感じ取ることができました。
 「傾聴は、相手が課題と感じていることをより具体的に受け止め、自分で結論を導き出すためのお手伝いである」と、高倉さんはまとめてくださいました。
 講演会の最後は、コロナ禍でのボランティア活動の留意点について触れてくださり、相手の状況に合わせた丁寧なコミュニケーションを図ること、基本に基づいた傾聴法を活かして安定した関係を保つこと、徐々に活動の輪を広げていくことなど、今後活動するにあたって注意すべき点を教えてくださいました。

 

 

       新型コロナ感染対策のため、充分な間隔を保ち →
       座席配置した会場の様子

●受講者アンケート(抜粋)

◇身近なお話も例えにあげていただけたのでわかりやすかったです。オンラインでなく対面で受講できて嬉しかったです。
◇長い間活動から遠ざかっていたので、再開後に不安がありました。傾聴の基本を改めて学ぶことができ、気持ちが前向きになってきました。
◇コロナ禍での心の持ちようが理解でき、すぐに応用できる気がした。
◇傾聴は相手の話を聞くこと、と思っていましたが、自分の心の声を聴いて心のケアをする大切さを学びました。
◇“人と人とが自立して近い距離で立つ”というお話がとても印象に残った。
◇今、傾聴活動は休止状態です。今日の講座では初心に戻ることができました。改めてまた、ボランティア活動をやってみたいと思います。早くコロナが終息することを願います。
◇出会いに感謝。良い言葉です。
◇コロナ禍での生活の変化について、考えることができた。個人的にはコロナ前後の生活の変化があまりなく、他の人の気持ちがわからないことがあったので、講演会は大変よかった。
◇初めて「傾聴」ということを知った。また内容にとても興味を持った。もっと深く勉強していきたい。
◇テクニックを教えていただいても傾聴の場ではなかなかそのとおりにはゆきませんが、頭の中に入れておくと流れが見えてきます。教えてくださったことは忘れないようにします。
◇同感、共感の意味の違いがよくわかりました。
◇中止ではなく、感染対策をして広い会場で実施して、学ぶ機会をつくってくださってありがとうございました。
 ← 傾聴法の違いをイメージしやすい「ショートケーキ理論」

 北区NPO・ボランティアぷらざでは、皆さまがボランティア活動を進めるうえで役立つ講座を開催しております。今後の講座につきましては、ぷらざ通信や北区ニュースをご覧ください。ご参加をお待ちしています。
(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)

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